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闇から光へ 塚本尚司展

スピリット・コード「闇から光へ」作品シリーズ

マンダラ(曼陀羅)夢に出てくる4つの石の色

「赤」シナバー・レッド

赤は辰沙の朱色です。
辰沙は硫化水銀から成る石(ラピス)で、辰沙を砕いた顔料が朱です。日本では縄文時代から、中国では殷の時代から採取されていて、賢者の石とも呼ばれています。道教では仙人になる為の秘薬として重宝されてきました。このように辰沙の赤色には人知を超えた不思議な力が備わり、太古の昔から霊的儀式や魔除けに使われてきました。縄文時代の遺跡から発掘された朱漆塗りの櫛が4千年後の今も、鮮やかな朱色を保っていること、奈良で発掘された古墳の石棺が辰沙で朱色に塗られていたこと、昔から神社の鳥居が朱漆塗りであることでも、辰沙が神聖なパワー・ストーンであることがわかります。
また、西洋でも辰沙をシナバーと言い、竜血を意味し、血液の赤をイメージするため、神聖な儀式には必ずと言っていい程使われてきました。
シナバー・レッドは私たちの身体、精神を邪気から守り、また身体に溜まっている灰汁を浄化してくれる神聖な色なのです。また、身体にエネルギーを満ち溢れさせ、活力を甦へらせる効果があります。どことなく元気が出ない時にお手元に置かれてパワーを得て下さい。

「緑」エメラルド・グリーン

緑から連想するのは木々の持つ瑞々しさです。
緑は萌え出る生命と蘇る生命を象徴する色です。
緑の名を持つエメラルドは古代からのパワーの有る石(ラピス)として時の権力者が所持し、また、病気を治す薬としても重宝されてきました。 緑色の持つ安定感や調和する力は私たちの心を癒して、疲れた目や身体をリラックスさせ穏やかな気持ちを与えてくれます。
心からの癒しが欲しいときにお手元に置いて眺めて下さい。

「青」ウルトラマリン・ブルー

青からイメージするのは、青い蒼穹と青い海の瑠璃色の地球です。
天空から舞い降りた青い石(ラピス)を意味するラピスラズリーは古代においては日常からかけ離れた別世界の色でした。中国敦煌の壁画ではラピスラズリーを砕いた顔料のウルトラマリン(群青)で天女や仏像が描かれていて、千年後の今も鮮やかな青色を保っています。西洋では、ダ・ヴィンチの描いた聖母マリアがまとっている服がウルトラマリンの神聖な青色で描かれています。
「幸せの青い鳥」と言う言葉があるように、幸運を運ぶ色でもあり、また、青色には冷静に落ち着く効果もあります。
煩雑で忙しい日常から解放され、心静かに幸せを噛みしめて下さい。

「黄」ゴールド・イエロー

黄色はとても明るい元気の出る色です。
古代中国では、五行思想に現れる黄色の竜は、中央を守る存在とされ、黄竜の黄色は皇帝の権威を象徴する色として尊ばれ、皇帝以外は使う事が出来ない色でした。黄色は有彩色の中でも一番明るい色です。活動的な時、冒険をしたい時に最適です。また、絢爛豪華な黄金の石(ラピス)は、財力、繁栄をもたらします。
ゴールド・イエローは沈んだ気分を向上させ、やる気を出させてくれる色です。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)41 アルファA「慈愛」版画

塚本 尚司 作

私が見えている霊の形状は丸く、置かれている環境や心の状況によって様々な色を配しています。またその球体は我欲なく澄んだ高尚なレベルである程光り輝いています。
オリオン座の三ツ星を結ぶ線の延長線上に有るシリウスAのイメージから生み出された「慈愛」と言う作品は、個々の霊がそのように我欲に囚われずに澄み切った状態である事を意味し、またそれぞれ9つの個体を統合する円を描く事によって、思いを一つにし、平和への願いを込めたものです。
九と言う数字は特別な意味を持っています。中国の陰陽説では、奇数を“陽”、偶数を“陰”として、特に最も大きな陽数である“9”を活力のある特別な数字としていました。
霊的には9と言う数字は物事の終わり、そしてそこから始まる再生を意味しています。
また作者がインスピレーションを受けたように、個々の四角が自分の中に生まれた新たな命を大切に守っているように感じられます。
再生とは、まさに新しい命による新時代の建設に他なりません。
個々が己の霊を澄みやかに浄化し、また新しい命の息吹を育む。そして平和への祈りと言う思いを同じにする事で、併せ重ねて一つに纏める。物欲の終焉と新たな価値観の創造を意味するこの作品は、まさにこの混沌とした世の中で一縷の希望の光と言えるのではないでしょうか。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)41 アルファB「智恵」版画

塚本 尚司 作

世界の七不思議の一つであるエジプトのピラミッド。
ピラミッドは本当に古代エジプトの王の墓なのでしょうか。いつ誰がどんな方法で、何のために建てたのでしょうか。現在も謎のままです。
オリオン座の三ツ星を結ぶ線の延長線上にあるシリウスBのイメージから生み出された「智恵」と言う作品は、遠く宇宙からピラミッドを鳥瞰で確認しているかのような、霊的に澄んだ透明感のある絵画です。
古代の人々が現在の科学技術でも遠く及ばない技術で作ったピラミッドが規則正しく9つ並べられていて、今まさに朝日を浴びている様子が象徴的に描かれています。この9と言う数字は特別な意味を持っています。霊的には9と言う数字は物事の終わり、そして新たなスタートとしての再生を意味しています。
私の霊視ではピラミッドは目視できる地上部分は癒しの空間であり、地中深くには更なる真実が埋められているのです。
そしてその地中奥深くには、我々の想像を超えた知恵の塊が、目覚める時期の来るのを今か今かと待ち望んでいるのです。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)2「訪れ」版画

塚本 尚司 作

果てしなく続く闇と音の無い世界。
目印となる建物や木々、指針となる言葉も無いまま、さまよい、待ち続け、気の遠くなる時間を過ごし、もう諦めかけていた時、微かに明るくなった方角から一条の光が差して来ます。
見ている間に、それは眩い光の束となり私たちを圧倒します。
そんな輝きの中から人の形をした何かが、私たちの方にまっすぐ歩み寄って来ます。
それは待ちに待った大切な人かも知れません。または、私達のまだ見たこともない光と慈悲に満ちた、待ち焦がれていた誰かであるかも。
この「訪れ」と言う作品は、それが誰であるのか、私達のイマジネーションを掻き立てます。
古代バビロニアの時代、水瓶座は、悪や汚れを洗い流す水の女神として描かれていました。この水瓶座の中にある「球状星団」のイメージから生み出された作品「訪れ」は、私達に「明けない夜は無い」という希望の光のメッセージを与えています。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)42「三ツ星」版画

塚本 尚司 作

近未来的で、とても不思議な印象の絵です。
オリオン座の中心に輝く三ツ星、アルニタク、アルニラム、ミンタカ、3つの星の配置は非常に均整がとれており、全天体でも一二を争う美しい星座と言われています。
この三ツ星をシンボルとして大地に表したのがエジプトの3大ピラミッドであるとも言われています。
この作品では3つの星がピラミッドとして描かれていて、より神秘的な印象を与えています。
中央に放射線状に描かれている光は三ツ星の放つ輝きであり、また、夜空を彩る天の川にも受け取れます。
天空を彩る三ツ星、そして、呼応するように建設された3つのピラミッド。
眺める私たちに神秘的な力と癒しを与えてくれる作品です。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)72「光の場」版画

塚本 尚司 作

幻想的で迫力のある作品です。
あたかも時空を超えた世界にいるような錯覚を覚えます。
一条の光の力に引き寄せられて、その周りの時空が歪み。
光の波動が周囲に伝播して、自らも光を発している。
その光に照らされた空間は異次元への入り口かも。
そして、魂は我欲なく澄んだ高尚なレベルに導かれていく。
歪んだ時空を幾何学的な描写で表現した「光の場」は、まさに、アインシュタインの言う「時空の歪み」を想起させる作品です。
古代バビロニアの時代、水瓶座は、悪や汚れを洗い流す水の女神として描かれていました。この水瓶座の中に有る「球状星団」のイメージから生み出された作品「光の場」は見る者に強烈な印象と眩い光の浄化を与えてくれます。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)43「ふくろう」版画

塚本 尚司 作

ふくろうは古代から世界中で開運の象徴とされてきました。
古代ギリシャでは女神アテネの従者で「知恵の神」、古代ローマではミネルヴアの従者で「哲学の神」、中国では「悪魔祓いの鳥」。そして言霊を大切にする日本でも、「不苦労」「福籠」と呼ばれ、昔から重宝されてきました。
また首がくるくる回ると言うその生態から、頭が回る→「知恵の象徴」、首が回る→「富の象徴」とされています。
この作品では、世界中から愛されているふくろうが黄金像として描かれています。
ふくろうの背から四方に伸びる光はふくろうの輝きを表わしていますが、よく見ると背後に描かれたピラミッドの精巧な一辺でもあります。
オリオン座の中に有る、ふくろうの頭部にたとえられている「散光星雲」のイメージから生み出された作品「ふくろう」は、知恵と癒しの象徴であるピラミッドと、知恵と富の象徴であるふくろうを重ね描いた、まさに幸運を呼ぶ逸品です。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)65「響き」版画

塚本 尚司 作

宇宙的で壮大な作品です。
古代バビロニアの時代、夏の太陽が獅子座の方向から昇り、燦然と輝いたことから、太陽とライオンのイメージが結びついて、星座は獅子座と名付けられました。
この星座の中に有る「獅子座の三つ子銀河」をイメージさせる三つの球体が宇宙空間にリズムカルに描かれていて、自ら光を発している三つの球体が宇宙からの神秘的なメッセージを発信しているような印象を与えています。
私が見えている霊の形状は丸く、置かれている環境や心の状況によって様々な色を配しています。またその球体は我欲なく澄んだ高尚なレベルである程光り輝いています。
それぞれの球体の放つ光が共鳴しあって、無限の宇宙空間にまるで音楽のように響き渡ります。
心の中にある隠れた不安を取り除き、平静を取り戻す。心身を癒してくれる作品です。

加藤眞由儒

 

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M(メシエ)95「音」版画

塚本 尚司 作

圧倒的な迫力を持って画面いっぱいに迫ってくる球体。
まるで遠い宇宙の彼方から真っ直ぐに私たちに迫ってくるようです。
古代バビロニアの時代、夏の太陽が獅子座の方向から昇り、燦然と輝いたことから、太陽とライオンのイメージが結びついて、星座は獅子座と名付けられました。
この星座の中に有る「渦巻き銀河」をイメージさせる球体が宇宙空間に描かれていて、自ら光を発している球体が宇宙からの神秘的なメッセージを発信しているような印象を与えています。
私が見えている霊の形状は丸く、置かれている環境や心の状況によって様々な色を配しています。またその球体は我欲なく澄んだ高尚なレベルである程光り輝いています。
この球体の発する光が暗闇を明るく照らし、音のない世界に様々な音色を提供しています。
この絵を眺める私達の心のバランスを整え、癒しを与えてくれる作品です。

加藤眞由儒